子ども連れでの東京九州フェリー
快適に過ごせるかな?
料金はトータルどのくらいかかるのだろう?
東京九州フェリー(福岡→横須賀)を
子連れで2回経験してきました。
子ども連れには本当に快適で楽しい船旅、おすすめポイントや料金などご紹介します!
お子さま連れでの長時間の船旅、パパとママは不安がとっても大きいですよね。
先日、3歳と0歳のむすめ2人を連れて「東京九州フェリー」に乗船しました。
この記事を読むと、東京九州フェリーの部屋(個室)や食事、船内での過ごし方、料金、持っていくべきアイテム、乗船のメリットデメリットを知ることができます。
これから乗船を検討されている方の参考になれば幸いです。
はじめに(家族構成・旅行日時)
家族構成:夫、妻、長女(3歳3ヶ月)、次女(0歳7ヶ月)
旅行日程:2023年10月上旬
東京九州フェリー、乗船履歴
東京九州フェリーには、今まで2回乗船したことがあります。
どちらも子連れで、個室(ステート)に乗船しました。
(初回)2022年4月
(今回)2023年10月
東京九州フェリーについて
関東(横須賀)〜九州(新門司)間を約21時間で運航する大型フェリーです。
運行会社は山口県下関市に拠点を置くSHKライングループのグループ会社「東京九州フェリー株式会社」です。
就航日は2021年7月1日と比較的新しく、船内もキレイで清潔感があってとてもおすすめです。
船内はレストランや露天風呂、サウナ、プラネタリウムや映画を鑑賞することができるスクリーンルーム、季節限定で船上BBQなども楽しめます!
運賃についてはツーリストA旅客運賃(基本運賃)を12,000円/1名、ツーリストA以外の等級(ツーリストS・ステート・デラックス級)は基本運賃に室料を加算する制度(ルームチャージ制)が導入されています。
個室でない場合はとてもお得に乗れる印象です!
運航ダイヤ:日曜日を除く週6便運航
・新門司発 23:55 横須賀着 翌日20:45
・横須賀発 23:45 新門司着 翌日21:00
運賃(税込)
・ツーリストA旅客運賃(基本運賃)12,000円~
・乗用車(車長5m未満)40,000円(ドライバー基本運賃を含む)
乗船まで
フェリー乗り場までのアクセス方法
新門司港フェリーターミナルの場所は以下の通りです。
福岡県北九州市門司区新門司北三丁目1番地30
阪急フェリーや、名門大洋フェリー乗り場よりさらに奥まったところにあります。
JR小倉駅、JR門司駅から無料の連絡バスも出ています。
(詳しくは公式HPをご確認ください。)
私たちは、小倉駅まで新幹線で行き、そこからフェリーターミナルまでは父に車で送ってもらいました。
(当初は、小倉駅から無料の連絡バスで行く予定でした。)
3歳の長女は、新幹線に乗れて、じいじに会えて、夜のドライブもできて、この時点でテンションマックスでした。
フェリー乗り場での過ごし方
新門司出発時刻は23:55。
フェリーターミナルには1時間前までに行かなければありません。
私たちは22時過ぎにターミナルに到着しました。
ターミナルには軽食コーナーもありますが、22:00に営業終了。
小さなお土産屋さんもあり、こちらは23:00まで営業していました。
ターミナルの周りにはお店など何もなく、ターミナル内で時間を潰すしかありません。
ほとんどの人はスマホをしたり、本を読んだり、仲間と雑談をして過ごされていました。
ターミナルの一角には「キッズスペース」も用意してあり、かなり助かりました。
3歳と0歳の娘は、ここで遊んで過ごしました。
靴を脱いで過ごせるスペースがあるだけで、子どもと親は大助かりですよね。
他に子ども連れは1組だけで、ほとんどが大人の方だったので、子どもたちが大声出して走り回るたびに「ごめんなさい・・・」と謝って回りました。
待ち時間がとても長く感じました(苦笑)
待合室にはキッズスペースのほか、キレイな授乳室もありました。
小さな子ども連れにも優しい印象です。
1時間ほどターミナルで時間をつぶし、いざ、搭乗開始!
部屋の様子
私たちは、それいゆの「ステート」という個室を予約しました。
靴を脱いであがるタイプの部屋で、トイレやシャワーブースも客室内にあり、
大人2人、子ども2人が過ごすにはちょうどいい広さでした。
外が見える大きな窓もあって、3歳の長女は嬉しそうに外を眺めていました。
部屋タイプ:個室/和洋室
定員・部屋数:4名定員×18室
ベッドサイズ/面積:メインベッド200×85cm×2、ソファベッド195×80cm/約18㎡×2
運賃:1部屋あたり、32,000円(期間A)or 38,400円(期間B)
部屋には大人用のパジャマも用意されていました。
布団もあるので、大人用にブランケットなど持参する必要はありません。
食事について
レストラン
船内にあるレストランは、営業時間が決まっているので利用する際は注意が必要です!
特に子ども連れの場合、お昼寝時間とかぶったり、イヤイヤモードと被ってしまうと、利用できなかった。。。ということになりかねません(笑)
レストラン営業時間
【夜食】23:30~25:00(L.O 24:45)
【朝食】08:00~09:00(L.O 09:00)
【昼食】12:00~13:00(L.O 13:00)
【夕食】18:00~19:00(L.O 19:00)
食事はあたたかくて、揚げ物は揚げたてで、とても美味しかったです!
船の上でこんなに美味しいものが食べられるなんて、感動でした。
しかもお値段もべらぼうに高くないので、私たちは朝晩とレストランを利用しました。
(お昼は船上BBQを利用しました。こちらもお値段お手頃でした)
朝食で食べた「洋風プレートセット」のパンがあったかくて、サクサクふわふわでとても美味しかったです!
船の上で焼いているのかな?
数量限定で、同じパンを朝だけ売店で販売しているらしいので、それを買って食べるのもありだと感じました。
一つ残念だったのは、「洋風プレートセット」にはコーヒーがついてこないこと。
別途200円で購入する必要があります。
朝コーヒーを飲みたい方は、モーニングセット(税込700円)を強くオススメします!
パン、サラダ、ゆで卵、コーヒーのセットです。
夕食は夫も私もあまりお腹が空いていなかったので、軽く済ませました。
3歳長女は、おそばととんかつ食べたい!と言ってたくさん食べました。
チョイスがザ・日本人(笑)
たくさん食べて大きくなあれ!
BBQ(バーベキュー)※季節限定
東京九州フェリーでは、季節限定でBBQ(バーベキュー)もやっています。
座席数に限りがあるので、抽選制となります。
乗船したら船内案内所で申し込み用紙を記載します。
当選したら、翌朝、案内所前のエレベーター横に張り出されるそうです。
夫が乗船後、缶ビールを買いに売店に行った際に申し込みをしていてくれました。
見事、当選しBBQを楽しむことができました!
私たちが頼んだのは下記メニューです。
足りなかったらお肉の追加なども可能とのことです。
・バーベキューセット1人前 1,800円(お肉・野菜・ライス付き)×2
・生ビール 600円 ×2
BBQ会場の横は風を遮るように窓付きの壁があり、天井もあったので日差しが強い日も安心です。
この日はとても天気が良かったので、青い空と青い海を見ながら、気持ちのいい風を感じながらのBBQは本当に贅沢な時間でした!
正直お肉はお値段相当でしたが、このシチュエーションが最高でとてもおいしく感じました。
若い女性スタッフ1人で対応されていたのですが、とてもテキパキされていて、子どもにも優しくて、仕事できるな〜と関心してしまいました。学生さんかな?本当にすごいです、尊敬しました。
乗船中の子どもたちとの過ごし方
乗船してすぐは、ソファベットを倒して、子どもたちが落ちたり角で頭を打ったりしないように布団や枕でガードして、すぐにみんなでおやすみモード。
夫だけ、晩酌をしに売店に出かけていきました(笑)
翌朝はレストランで朝食を取り、デッキに出たり、船内を探検したり、キッズルームで遊んだりしました。
お昼ごはんの後は大浴場にも行きました。
露天風呂は風が強く、息がしにくいほどの風圧と海のしぶきでした(笑)
3歳の娘は、これが楽しいらしく、キャーキャー言いながら風を感じて遊んでいました。
お風呂から上がったら、お部屋に戻ってお昼寝タイム。
3歳、0歳、34歳のパパ、3人仲良く3時間近く昼寝していました(笑)
その間、わたしは売店で買ったアイスをぱくり。
あ〜至福のひとときでした。
今回、わたしたちは利用しませんでしたが、スクリーンルームではプラネタリウムや映画の上映があったり、
カラオケやスポーツジムもありました。
カラオケは室内も広くてキレイだったので、0歳の次女がもう少し大きくなったら利用したいです。
スポーツジムはランニングマシンとサイクリングマシンが置いてありましたが、外の景色を見ながら運動できて気持ちが良さそうです。
常に誰かが運動していました。
(子どもは入場不可でした)
料金(フェリー乗船中に払ったトータル料金)
フェリー乗船、個室料金、及びフェリー乗船中の3食の食事など、全てまとめると
トータル66,740円(税込)でした。
1泊2日、3食込み、大浴場込みと考えると、ホテルステイと移動が一緒になってこの値段は個人的にはありだと感じています。
項目 | 費用 | 備考 |
旅客運賃(大人2人) | 24,000円 | 大人12,000円×2人 小学校就学前の幼児の旅客運賃は大人1名につき1名無料 |
ルームチャージ料金 | 32,000円 | ステート |
朝食(レストラン) | 2,000円 | |
昼食(BBQ) | 4,200円 | バーベキューセット1,800円×2 生ビール600円 |
夕食(レストラン) | 3,550円 | |
売店 | 990円 | ビール、アイス、お菓子 |
持っていくべき、おすすめアイテム
フェリーの中に売店はありますが、ラインナップも限られているので、あると便利?なおすすめアイテムを紹介します。
子連れだとなるべく荷物は減らしたいと思うので、参考までに見てもらえると幸いです。
・子ども用スリッパ
・子ども用パジャマ
・子ども用歯ブラシ
・タオル
・パンなど食料
・100円硬貨
個室には大人用のスリッパは用意されていますが、子ども用はありません。
客室内は靴を脱いで過ごしますが、大浴場に行くとき、レストランに行くときなど、子ども用のスリッパもあると便利だと思います。
わが家はいつもクロックスを持っていきます。
レストランは営業時間が決まっているのと、売店にもパンは少なく、おにぎりなどは売ってなかったので、子どもが寝過ごしてレストランに行けなかったときや、小腹が空いたとき用の食べ物があると便利だと感じます。
わが家は、いつも非常用にストックしているお湯を注いでできるおにぎりや、長期保存パンなどをスーツケースに入れて行っています。
もし食べなくても、賞味期限を気にして急いで食べる必要がないので、便利です。
メリット・デメリット
個人的に感じたメリット・デメリットをまとめます。
人によってはメリットがデメリットだったり、逆も然りかなと感じるので、あくまで個人的感想として参考にしていただけると幸いです。
メリット
・子どものペースで過ごせる
・個室だと人目を気にせず授乳も可能
・動き回ったり、横になって寝ているうちに目的地に到着できる
・フェリーに乗ること自体がアトラクションのようで楽しい
・車も積むことが可能
デメリット
・深夜発、夜到着
・乗船時間が長い
・レストランの営業時間が決まっている
・船酔いする人はきつい
・フェリーターミナルまでのアクセスが悪い(新門司)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
3歳・0歳と一緒に行った東京九州フェリーの乗船記録でした。
小さいお子さま連れだと、長時間の船旅は不安もあるかと思いますが、
わが家の場合は、子どもたちも親も、とっても楽しんで過ごしているうちにあっという間の下船でした。
ホテルステイのように楽しんでいるうちに、移動もしているフェリーの旅は、とても贅沢で幸せなひとときでした。
また時間を作って、フェリーの旅をしたいと思いました。
東京九州フェリーへの乗船を検討されている方の参考になれば幸いです。
また、飛行機でのむすめの様子などを記したブログも書いているので、飛行機での移動を検討されている方はもし良ければ見ていただけると幸いです。
お気軽にコメントください!