
無痛分娩ってどうなんだろう。
気になるけど、周りに経験した人がいない・・・



無痛分娩って本当に痛くないの?



2020年に、自然分娩で第一子を、
2023年に、無痛分娩で第二子を出産しました。
出産当日の様子、自然分娩との違い、メリットデメリットをまとめました。
無痛分娩の出産レポが見たい!本当に「無痛」なの?無痛分娩ってわからないことだらけですよね。
私は一人目を「自然分娩」二人目を「無痛分娩」で出産しました。
無痛分娩のメリット・デメリットと、お産の流れ、自然分娩と無痛分娩双方の良さをまとめてみました。
無痛分娩について検討されている方、参考にしていただけると幸いです。
個人的な感想は、「無痛分娩、サイコー!!」です。
無痛分娩ってなに?
私が出産した病院では「硬膜外麻酔分娩(無痛分娩)」を取り扱っていました。
背中の方からチューブを入れて、麻酔薬を投入し、陣痛・分娩終了まで、痛みを取り除きます。
背中にチューブを入れる際は、注射で局所麻酔をするので、大きな痛みはありません。
(もちろん、注射のチクッとする痛みはありました。)
背中にチューブ入れた状態で仰向けになれるの!?と個人的に思っていましたが、何も問題なく仰向けになれました(笑)
チューブは背中に這わせてテープで固定し、右肩に固定されていました。
先生や助産師さんが、状況を見ながら適宜、そのチューブから麻酔を投入してくれました。
デメリットは?
一番気になるのがデメリット・・・
病院から説明があったデメリットは二つ。
- 技術的な問題
- 麻酔が体に合わなかった場合の副作用
この辺りは、病院からもしっかり説明がありました。
もし検討される場合は、出産予定の病院でしっかりと説明を受けて同意書にサインされてください!
私も、母と説明をきき、家に帰って夫とも話し合い、無痛分娩を選択しました。
あとは、金額的な負担でしょうか。
保険適用外なので、それなりの費用がかかります。
私が出産した病院では、プラス5万円でした。
多分安い方だと思います。
他の産院で産んだ友人は、プラス10〜15万円だったという声が多かったです。
メリットは?
- 痛くない(私の場合、本当にほぼ無痛でした!)
- 精神的・肉体的にリラックスできる
- 会陰切開や会陰縫合の処置も全く痛くない!
- 産後の回復が早い
母体の身体の緊張がとけ、リラックスできるので、赤ちゃんへも十分な酸素が行き渡ると言われました。
個人的な感想ですが、麻酔のおかげで、先生が出産に伴い内診をする際も、陣痛の時も、身構えて力を入れることがなかったので、産道が開きやすかったように感じます。
(緊張すると、力が入って筋肉も硬直しますよね?あれがなく、脱力したままお産に望むことができました)
出産レポ(計画無痛分娩)
実際の出産の流れを時系列に沿ってレポートします。
(かなり長いです)
9:00 病院着
9:15 夫とエコーを見る
9:30 バルーン装着、夫は支払いを済ませて帰宅。
9:50 トイレ、ワンピースタイプの前開きのパジャマに着替える(羽織りを持って行ってて良かった)
10:00 生理食塩液を点滴、血圧測定
10:10 促進剤点滴開始(ソルラクト)
10:30 先生がきて、背中に無痛分娩用のチューブ装着する。服を脱いで背中を丸める。装着の為に、麻酔の注射を背中に刺す瞬間チクリとして、びっくりして仰け反りそうになるけど、助産師さんに抑えられてじっとしていられた。内診もしてもらう。お昼の12時に麻酔開始するとのこと。
10:45 少しお腹が張る感じがあるが、痛くない。けど陣痛だなと感じる。腰が痛い。
10:50 促進剤の量を増やす5→10
11:20 促進剤の量を増やす10→20、血圧測定&心拍確認
11:50 血圧測定、促進剤の量を増やす20→30。モニターでは張りの間隔3分。しかし、あまり痛みは無く陣痛が来ている実感はない。
12:00 無痛分娩テスト注入。背中に冷たい液体が入っていく感じでゾワっとする。
12:30 気分が悪くなる、呼吸をするのが苦しく、吐き気がある。頭が朦朧とする感じで、うまく動けない。看護師さんに伝えると血圧を測られる。血圧が低下しているとのことで、左を向く。
12:45 体調回復。ただ、麻酔が左に偏ってる感じがある。左の足だけ痺れてうまく動かせない。
12:50 促進剤の量を増やす→45
13:20 お昼ご飯
13:30 ご飯完食。モニターを見ると頻回で張りがきてる模様。
14:00 促進剤の量を増やす→60
14:30 先生による内診、子宮口6cm。人工破水される(麻酔のおかげで全く痛みなし)カテーテルで尿取ってもらう→150cc
15:00 麻酔追加、内診。子宮口6cm。左足痺れて動かせない。赤ちゃんの頭がハマってない?とのこと。
15:15 陣痛感覚1分半くらいだが、ほぼ痛みゼロ。陣痛75とかになると下腹部が少し重い感じ。
15:20 赤ちゃんの頭の凱旋を進めるために上半身をおこす。張った時に下腹部痛が少しある。一人目の時の陣痛の感覚を思い出す。
15:35 陣痛間隔が2分超えになってきたので、促進剤の量を増やす
15:50 先生内診。促進剤増やし、先生の声にあわせていきむ。頭(ガイセンモン?)が下?にきたとかであと30分くらいやってみようと言って先生退室
16:00 助産師さん4人に囲まれ、陣痛きたら自分のタイミングでいきむ。キューっと痛む下腹部痛に合わせて深く深呼吸し、息を吸って止めて、手元のグリップを引きながらお尻を下に押し付け、おへそ経由でなだらかに上に向かっていくイメージで力を入れる。背中も押しつける(ベッドから離さない)目も閉じない。先生が来て引き続きいきむ。夫が入室。助産師さんが股で何か作業。会陰切開?なんだろ。「次のいきみで産みます」とのこと。
16:25 次女誕生。3010g。すぐに抱っこさせてもらう。なかなか泣かない。声を録音。小さい、かわいい。夫が臍の緒を切って記念撮影。
16:40 胎盤取って、会陰縫合。チクっピクっと痛む。それを見る夫の顔が歪む。笑
17:00 次女と夫と3人時間。夫、写真や動画を撮った後、次女に触れる。人差し指を握らせようとするけど嫌がられる(笑) 夫と少し談笑。
17:15 夫帰宅。帰る前に部屋から麦茶のペットボトル持ってきてもらう。
17:30 暇だし、長時間同じ体勢のせいで腰が痛い。少し血が出てるかんじがする。生理の感じ。たまに横向きになる(ダメかもしらんけど)
17:50 尿意を伝え管で取ってもらう。1Lくらい出た。「すごい我慢してましたね、点滴たくさん打ちましたもんね」と言われた。血圧測定と体温測定。37.5℃。産後は発熱しやすいらしい。そのまま晩御飯が運ばれる。お腹空いてないので、サラダとご飯半分、小松菜の中華炒め1/5ほどと、デザートのチョコとくるみのスコーンを食べる。
18:20 改めて血圧測定と体温測定。37.0℃。点滴を取る。次女を抱っこさせてもらい、記念撮影して、車椅子で移動。立って移動できそうだけど、6時間は絶対安静と言われる。トイレ行きたいときはナースコールしてくださいとのこと。
20:00 助産師さんに見守られながらトイレ。普通に歩ける。
23:22 眠れなくてナースコール。睡眠導入剤マイスリー5mgを貰って飲む
24:00 就寝
25:00 赤ちゃんの鳴き声と、廊下を歩くママの声に起きるが、しばらくして睡眠
6:00 起床。そんなにお股は痛くない。腹痛と腰痛と首痛がある。
自然分娩・無痛分娩、それぞれのよさ
一人目は自然分娩、
二人目は無痛分娩にて出産しました。
双方の良さがありました。
自然分娩でよかったこと
・出産の大変さを痛感する(よかったのか?)
・生まれた時に感動する
無痛分娩でよかったこと
・陣痛が痛くない
・お産が痛くない
・会陰縫合の痛みを感じにくい
・自然分娩の時より会陰が裂けなかった
・産後すぐに動けちゃう(いいのか?)
・生まれた時に感動する
まとめ
自然分娩、無痛分娩、どちらも経験したわたしは、
個人的には声を大にして「無痛分娩」をオススメします!
本当に痛くないし、産後の回復も早いです。(個人差はあると思いますが・・・)
赤ちゃんにも負担が少ないのは無痛分娩の方だと感じました。
お産の痛みはなくても、感動はもちろんあります!
無痛分娩は確かに費用はかかります。
自然分娩の時よりトータルで5万円ほど高かったです。
命懸けで挑む出産、金銭面だけで判断せず、安全にお産ができるか、お母さん自身が安心できるかがポイントだと思いました。
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